拭き漆工房うたせ
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久しぶりに漆塗り

2015年04月16日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/04/16

 

 皮肉なもので、展示会の最中は雨やら雹やら北風ばかり、一転して今朝は晴天です。!!

でも、この光のさし方とコントラストは、まだ冬の装い。大量の荷物を家に運びます。

 

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このあと一筆書きで、「しょいか~ご習志野店」から、アート・コミュニティ美浜の倉庫へ向かいます。久しぶりの「しょいか~ご習志野店」の展示物はグチャグチャ!。

 

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左上の画像の上から2段目が空っぽです。実は、ここに”オードブル2段重”がありまして、池袋の展示会の開催中に売れたのですが、上蓋が収まるところにキズがあるとのことで、修理をしてからお渡しすることになっていました。

 

最近は、各出荷者の境界線がウヤムヤになっていて、私も越境して展示しています。

 

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この後、ACMの倉庫に大量の段ボール箱(空き箱、と言うよりか売れた場合の商品箱)を格納します。お昼は、一人寂しく”担担麺の浸け麺”。

 

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午後からは、臨時の工房を作ってオードブル重の修理の準備をします。まず、乾燥箱の用意。

 

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次に、生漆を引っ張り出します。定温庫はベランダのエアコン室外機の上です。

 

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この時期(季節のこと)、漆にとっては常温が丁度よい保管状態なので電源は入っていません。

一緒に塗るものを引っ張り出します。オードブル重のキズはこの↓通りです。

左右等間隔についています。たぶん、お客様が蓋をあけてしげしげと見てから、バタンと締めます。その時、蓋の裏側の桟の角が当たるのでしょう。

 

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まず全部をファインサンディングします。ずいぶん眠ったままの物もあるのでお化粧直しです。

 

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塗りは、蕎麦セイロから。すのこも固定式なので薄く上塗りをしてウエスで拭きまくります。

 

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次にオードブル重なんですが、キズの部分だけを塗るわけにいきません。濃淡がはっきり出てしまうからです。側面も内面も薄く塗ります。傷の部分と木端口は濃い漆で何べんも塗っては拭き取ります。

 

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新工房はまだ未着手。こんな状況でなんとかしのいでいます。

 

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