和紙とガラス
2015/01/26
早寝早起きの効用は何でしょう?、私にとっては、早起きした後の時間が有効に使えることが一番ありがたい。静かだし頭が冴えているのでPCに取り組むのも良し!思考をめぐらすのも良しです。今日は、薄明りのなかモニターランプのスイッチをいれて、はたとひらめきが・・・。
昨日までの展示会で使っていた蝋梅を、花器ごと持ち帰ってモニター用のバルーンランプの隣に置いてあったのです。スイッチON!!。いつもどおりの穏やかな明かりが、アトモスフェアーな
空間を創ります。
ハタとひらめいたのは、”そうだ!和紙とガラスを比較してみよう!!”でした。で、隣のガラスランプのスイッチもON!!。和洋のランプの灯りの味、比較です。
硝子のランプは、アンティーク家具屋さんで見つけた物。デザインされたガラス玉の凹部に鉄の
サッシが取り巻いています。中央の白熱球から直線的な光がガラス玉を通して外に外に広がって行きます。かたや和紙ランプの光は、和紙バルーンの中ですでに拡散されていて、外に出て行く光はあくまでも間接的です。蝋梅の香りのようにほのかな暖かい灯りが広がっています。
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今日は仕事日だったので、午後2時半一旦帰宅。窓際を確認したら、頼んでいたとおり、花器が花瓶に代わっています。理由は、窓際に漆器の花器を置くと、窓越しの紫外線で表面がやられちゃうのです。花器には赤いチューリップも活けてあって、春らしい色合いになってました。
昨日までの展示会のお礼状に手間取って、工房到着は午後4時を回ってました。連絡はあったのですが、この際、ギャラリーの模様替えです。とりあえず、積んでおくだけにしました。
工房で約1時間、ミニ・ランプのシェード思考です。木型を利用して、チューリップの葉っぱ状に針金を曲げます。それを2つ作って合せてみました。
4面あるうちの2面は、2次元の世界。他の2面はのっぺらな1次元の世界で、このままではダメ!!で、3次元の葉っぱの形にするには、手曲げしかありません。
手曲げの割には、まあまあですが、同じものが複数できそうにありません。どうしよう???。
で、枡を菱形に置いてパチリ!とした瞬間、最初から対角線上に針金を曲げて、それを90度にクロスさせたら、最初から3次元のシェードが出来るかも・・・!。そうだ、明日やってみよう。
帰宅して、薄暗い中でまたまた比較試験。赤が入ったらまた雰囲気が変っちゃいましたね。
光源から出た光は、物に当たると反射や透過を繰り返しながら外へでていきます。光りがどのようにして周りに出ていくか、素材によって大きく異なることがよ~く、分かりました。
和紙は表面がざらざらしているので、光は拡散しながら周りに広がって行くのです。