拭き漆工房うたせ
拭き漆工房うたせについて

あれっ!、なんか変だぞ

2015年01月13日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/01/13

 

 午前7時半、いつも”マッサン”を見ながら朝食です。この季節、その時間帯に公園の向こうのWBGビルに反射した朝日が飛び込んできます。”マッサン”のCGタイトルもピカッと輝いています。西の空は、今日も快晴。

 

IMG_1661 IMG_1662 IMG_1663

 

今日は工房到着一番乗りでした。昨日完成させたバルーン(S)の折り込み部分の一部が2枚目の和紙から剥がれて持ち上がっていたので、修理です。剥がれた部分の肩口を水で濡らしてしばらく放置。ふにゃふにゃになったところで、ボンドで張り付けます。

 

IMG_1668 IMG_1669 IMG_1670

 

次のバルーンは中心円がなかなか定まりません。開口部分が真ん中にないのです。何とか平均値を出してカットします。でも、その切り口部分の糊付けがゆるくて、このまま貼っても一番下の紙だけ引っ付いて2枚目が剥がれます。その連続になるので今の内に補強しておきます。

 

IMG_1671 IMG_1672 IMG_1673

 

この2個を仕上げるのに1時間掛かっちゃいました。倉庫の中はこの通り・・・。

 

IMG_1676IMG_1674

 

本日の上塗りは、「風の盆(L)」が3回目、「欅の小盃」が5回目となります。

左から塗る前 → 上塗りした状態 → 拭き取った状態です。

 

IMG_1679IMG_1680 IMG_1681

 

乾燥箱の様子

 

IMG_1682

 

*************************************************************************

 

本日から、Uさんに挽いてもらったランプ台座を使って完成品にしていきます。

今日のノルマを4個と設定して部品を揃えます。何の気なしに取り出した一番目の台座が今までと違って、なんか変です。

 

IMG_1683IMG_1684 IMG_1686

 

とりあえず、現物合わせでTLフレキ管を9山分切って組み込んでみました。でも今までにない首の長さなのでノギスを当ててみると、、、

 

IMG_1687 IMG_1688 IMG_1691

 

台座面から電球高さまで、設計図通りの12cm以内です。模擬バルーンを横に置いて確かめても、電球位置は高すぎず低すぎず丁度OK。なぜ首が長くなったのか?とりあえず、まっ、いいか、と次にかかります。

 

IMG_1692 IMG_1693 IMG_1696

 

2台目のフレキ管は6山、3台目になって、ちょっと待てよ!と先に台座の厚みを測ってみました。でもこれも、設計図の15mmとほぼ近くて問題ナシ。

 

IMG_1698

 

 

なぜ、現物合わせするフレキ管の長さが違うのか、やっと分かりました。外ネジニップルの長さは50mmで一定。6山と7山を組み込んだ後のネジ山の長さは当然違います。(約4mm)

違いは、旋盤で挽いた時の加工誤差だったのです。

 

IMG_1699IMG_1700 IMG_1703

 

その誤差をカバーして突出し量を同じにするのが、フェルト材のワーッシャーでした。

 

IMG_1705 IMG_1706 IMG_1707

 

最後に電源コードを貫通させてプッシングを入れます。午後1時、本日のノルマ到達です。

 

IMG_1708 IMG_1709 IMG_1710

 


ホーム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>