MOTTAINAI

2014/11/29

 

本日のタイトル「MOTTAINAI」をNetで調べたら、

 

 もったいない（勿体無い）とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを 表している、日本語の単語である。 「物体（もったい）」とは、元来は仏教用語である。 また、「勿体無い」は、もともと「不都合である」、「かたじけない」などの意味で使用されていた。現在では、それらから転じて、一般的に「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている」状態やそのような状態にしてしまう行為を、戒める意味で使用される。

 

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。
そのマータイさんが、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語でした。環境 3R　+　Respect＝「もったいない」と表現していると位置づけたのです。

Reduce（ゴミ削減）、Reuse（再利用）、Recycle（再資源化）という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る世界共通語として広めることを提唱しました。

 

今朝出がけに、ランプ台座の素材を工房に持って行くのに入れ物を探していたら、カミさんが信玄袋みたいな袋を渡してくれたのです。信玄袋は、厚紙の底が付いていたり，口をひもでくくるようになっていますが、これは単なる布製の大形の手さげ袋です。これが優れものだったんです。そしてこの袋の固有名詞が「MOTTAINAI」でした。

 

時系列は異なりますが、その「MOTTAINAI」の使用前使用後をご紹介します。

 

 

底辺は長四角形。長手の辺の生地が立ち上がっていて両手を結んだ形で持ち手に。その持ち手と短辺の生地との間に荷物が入ります。感覚として、くたくたな信玄袋。きちんとたたみこむとバックの中に入るⅡndバッグになります。ROOTOTEのトートバッグです。

 

************************************************************************

 

冬が近づいたので、バイク用のインナーを探しに行きました。暖かそうな物がありましたよ！！

 

 

*********************************************************************

 

工房での最初の仕事は、昨日の続き、残りの５個の金具作りです。

 

 

ハンダこての先端は酸化物が付くとハンダが載らないので、いつも綺麗にしておきます。

 

 

流れに乗っているところで、スケルトンの補強用のブリッジを切断してハンダ付します。

 

 

切断している真鍮棒は使い残しの端材です。治具を利用して動きにくいようにしてサクサクと。

 

次はランプ台座の塗りですが、ここで試行錯誤している状況を紹介します。木地固めに使った漆の種類ごとに左から、黒艶消し→生漆→黒中漆です。

 

 

一番メリハリがある　→　赤みが強く茫洋としている　→　まだ下塗りなのでどす黒く重い感じ

 

 

さて問題は、黒艶消し漆が手に入りにくいので、今後は黒中漆（右側）で行くつもりなんです・・・。もうワンセット、比較材料を作って判断してみます。

 

新しい素材に黒艶消し漆で木地固めをしてみます。

 

 

かたや、木地固めの済んだ黒中漆の台座に摺り用生漆で上塗りを重ねてみました。

 

 

摺り漆を塗る前と塗り終わった後に拭き取った状態を比較すると、期待できそうな雰囲気ですが、乾いてみないと何とも言えないのが、漆の特性なんです。