上黒呂色漆
2014/10/22
本日は遅番勤務です。このシフトの時には、午前中を工房作業にあてます。
いつもながら、乾燥箱を開ける時は、玉手箱を開けるような高揚した気持ちになります。
下右の温湿度計は25℃・65%を示しています。Very Good!!
木地固めだけで素晴らしい仕上がりを予兆しています。Uさんのファイン・サンディングのお蔭です。ありがとうございましたm(_ _)m。
この後、上塗りに入るので、乾燥箱にもう一度湿気を加えます。
乾燥箱が落ち着くまで、バルーンランプ(L)の当初Vrの組み合わせを並べて比較しました。
その前に、サンドブラストを掛けてもらった植木皿の塗装溶着テストをします。下の画像3枚は、昨日、再塗装していたもの。
ガムテープを貼り付けて、無理やり引っ剥がします。今回は塗装が剥がれることはありません。
最初に当初Vrの台座 → この植木皿を受け皿としたものが、本命。以下、木皿→PET&ABS樹脂皿の順です。さてどれに決定するか?悩むところ・・・!
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上塗りの前に、木地固めで毛羽立った表面を3M-MicroFineでやさしくサンディングします。
次に、漆をのせるタンポを作ります。道具は、木綿布+クレラップ+輪ゴムです。
使う漆は、上黒呂色漆。本来、本漆塗りの仕上げ段階で使うものですが、私の場合、最初から使い、仕上がり具合をみながらですが、2~3回拭き漆をかけます。
(S)を最初に手に取ってしまったので続けて仕上げます。乾燥箱に収める順序としては、一番大きな物を下に置くので、(L)からが望ましいところ・・・。でも、この色艶を見て下さい。
一旦、(S)を乾燥箱に置いて、(L)→(M)と塗って行きます。
本日の上塗り作業終了です。この状態で明日の朝まで眠り続けます。
[本日のおまけ] 授業中?に次の一手を、あ~だ・こうだやってました。