ラオス漬け(その3・・・当分続きます)
2014年03月09日 | 工房日記 | Comment(0)
2014/03/09
昨日、ヤマ勘の天気予報がはずれて午前中の気温が上がりませんでした。エアコンをOFFにして帰ったので、乾燥室の中は18℃/湿度65%です。両方とも不十分です。
ラオスの小鉢・小皿軍団、心なしか、くすんだ色合いに仕上がっています。
ギャラリーの明るい所(応接ソファー)で毛羽立ちを取ります。この場面では埃は出ません。
片口は在庫の残り4個を分けてもらいました。貴重品なので丁寧に磨きます。木の葉形のミニトレーもいい雰囲気を持っています。全42個磨き終わり。
工房では小鉢類を室温になじませてから、黒艶消し漆を上塗りします。
小さな片口ですが手彫りの鑿の彫り跡がディンプル状にしっかり残っています。そのディンプルにお手製タンポで漆を塗り込むのが大変でした。(タンポも角々をとがらせて作ってあります)
木の葉形のミニトレーもしかり、ディンプルをしっかり塗り込むのに結構な時間がかかります。この辺をしっかり押さえておかないと、せっかっくの葉っぱの静脈が際立ちません。
この小皿を仕上げている最中にどうしてもタンポでは漆が入らないので、ごく自然に指先で塗り足してみたのです。なんと、手塗りの感触がディンプルの塗り込みにはぴったしカンカンであることを発見したのです。以降、スイスイ・サクサクと仕事が進んだしだい。
もう少し早く発見すれば4時間も時間がかからなかったのに・・・^^
[本日の乾燥室の様子] + [使い終わったウエス]