椅子の脚の芯出し
2014/02/04
今日は雪になりそうな空模様と気配。天気予報もコンピューター情報なのでまず大外れすることはありませんが、雪の場合はこの気配を感ずるのほうが間違いありません。
昨日持ち帰ったタモ材の子供用椅子を仮組してみました。4本の脚ゲタをとっかえひっかえ差し込んでみましたが、どの組み合わせも芯がでません。いわゆるガタガタするのです。ホゾの嵌合具合が硬かったりスカスカだったりしているので、この際、全部さらうことにしました。
上から見ても前から見てもねじれています。テーブルの上に乗せるとこの通り・・・!
用意した道具は、ノミ2種類と突出し彫刻刀。年季の入ったノミは父親からゆずり受けたもの。
結局使ったのは、この細身のノミと金ヤスリでした。取れた木屑はこの通りです。
ホゾ掃除が終わったころ雨がポツポツ降ってきたので屋内に撤退。今度はすんなり座ります。
ホゾ穴にボンドをタップリ塗って組み立てです。仮組したところでロープで加締めます。
その次にベルトクランプを使って本締めをして一晩おきます。
一連の作業が終わったころ、雨がしとしとと・・・。これは気配どおりですね。
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乾燥室から取り出したホヤホヤ(暖かいの意味)のバターナイフ群です。
バターナイフの糸巻の結び目をナイフで削り落とします。上塗りを2回しているのでもう糸口がほどけることはありません。このあともう一回塗れば完成です。
塗りは”手塗り”にはまりました。少し興味を持って追求してみようと思います。
手で塗った後、その手で拭き取ります。拭き取るといっても、今までとは逆で手に付いた漆をウエスで拭きながらその動作を数回繰り返します。要は手の感触で漆の残量を決める訳です。
全26本、全部やっちゃいました。凶と出るか吉と出るか・・・!