3段重ね
2014/01/21
3段重ねといっても重箱やアイスクリームの盛り付けとはちがいます。この寒さでどうにもこうにも塗った漆が乾かないのです。どうやら、段ボール製の乾燥箱は湿度が一定に保てない感じがします。衣裳箱を改造したいつもの乾燥箱は、中に板張りをしてその板にも霧吹きをします。でも、その乾燥箱には栓材の大皿は入りきらないのです。(この項は後述します)
朝のうちの日差しが暖かいうちに屋上工房でサンディングをしました。まず、昨日ちょっとアナウンスしたタモ材の子供用椅子です。
このキットの製造元とは4年前からの付き合いです。以前頂いたものに、追加工をお願いして製品のクオリティを高めてもらいました。左が以前の作品、右が新しいキットです。
改良点は、①背もたれの先端を緩やかなカーブにカット・②ほぞの嵌合の精度向上・③サンディングの番手UPです。もう、このままでも塗りに入れそうな感じですが、でも、でも、そのまた上を狙って#240→#400のサンディングを行いました。あとは、ホゾの中の切りくずをホジホジすれば完了です。作業時間はこの1セットで30分でした。(以前は2~3日かかり)
次にデンマーク製のバターナイフと料理用スプーンです。材は白樺かもしれません。いくらサンディングしても下地が浮いてくる感じで鏡面仕上げになりません。
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工房では乾き具合を確認しただけで終わりました。先に進めないのです。
栓材の大皿も「風の盆(L)」も見た感じは良く出来ているのですが触るとしっとり感が残っています。パリッと乾いたらどんな顔付きになるかどうか見極めてから次に進みます。
漆風呂に3段重ねでもう一晩寝かせます。